薬物事件の法律相談は新宿の弁護士奥田保にお任せください。

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業務案内:薬物事件

薬物事件とは

薬物事件

薬物は近年、携帯やインターネットなど入手方法の多様化により、若い人たちの間に広がっています。「みんなやってるよ」「一度だけなら大丈夫だよ」「簡単に痩せられるよ」などの甘い言葉に誘われ、悪いこととは知っていながらも断れず薬物に手を出してしまった人も少なくありません。

薬物には末尾記載のとおり様々な種類があり、多くの薬物の場合、使いはじめのころは一時的に意欲が出ますが、使い続けるうちに疲労感や倦怠感などを感じ、ひきこもり状態となることもあります。
また、最初の使用時の多幸感を味わうために連用し、量も増えてくるといった依存性の強さも特徴。そうなると、幻覚、妄想、疑い深さ、暴力性などの症状が現れ、社会的にも危険な行動をとるようになります。

このように、薬物は人間の心身や社会に影響を与える大変危険なものです。そのため、覚せい剤、大麻、麻薬等の使用、所持等は法律により厳しく禁止されており、以下のような罰則が与えられています。なお、「持っているだけ」「他人に手渡すだけ」でも犯罪になります。

罰則
■麻薬・向精神薬取締法
コカイン・MDMAなど(所持・施用)・・・・・・・7年以下の懲役
■覚せい剤取締法
覚せい剤所持・使用(単純)・・・・10年以下の懲役
■大麻取締法
大麻所持・使用(単純) ・・・・・・・・5年以下の懲役
■毒物及び劇物取締法
シンナー等有機溶剤(摂取・吸入)・・・・・1年以下の懲役

薬物依存症に陥ると薬物を断つことは大変難しく、薬物事件の再犯検挙率は55%前後。極めて再犯率の高い事案といえます。また、薬物をやめられたとしても、倦怠感、疲労感などの症状はしばらく続き、薬物によって蝕まれた心身を元に戻すことには長い時間がかかるのです。

こうした薬物依存症は「犯罪」であると同時に「病気」であり、一人で治すことはできません。薬物依存症に陥る人は、まじめで繊細なタイプが多く、家族の問題を抱えている人も多く見られます。そこで、一人で苦しまず、同じような苦しみを持っている人と話し合い、苦しみを分かち合い、共感し合うことによって心の傷を治し、薬物を断ち切っていこうというプログラム(グループミーティング)を行っているのが、
「日本ダルク」(〒162-0055 東京都新宿区余丁町14-4 AICビル1F TEL03-5925-8848)並びに
「アパリ」(アジア太平洋地域アディクション研究所)(http://www.apari.jp/npo/)という施設です。
いずれも近藤恒夫氏が責任者を務めています。なお、アパリ事務局長は、尾田真言氏です。

近藤恒夫氏のご紹介 (東京本部ウェブサイト内、紹介ページへ
尾田真言氏のご紹介 (「SAFETY JAPAN」特集記事へ

薬物事件に対する取り組み

薬物事件

当事務所では、薬物事件をただ単に、「犯罪」ととらえるのではなく、「病気」すなわち「心の病」という観点からもアプローチ。
一人一人が抱えている心の問題に取り組んでおります。そのために、当事務所が提携している上記「日本ダルク」・「アパリ」(奥田保弁護士監事)において、保釈中の薬物事犯の刑事被告人に対する研修プログラムを実施。このプログラムは、刑事被告人の保釈期間中に研修を行い、ボランティアや自助グループへの参加などを通じて、薬物事犯者に薬物なしの生活を取り戻してもらうためのものです。また実刑判決後、服役し、仮釈放となった場合も「アパリ」の施設での身元引き受けをお願いしております。
詳しくは、当事務所または「アパリ」(http://www.apari.jp/npo/)へお問い合わせください。

このように、当事務所は、薬物事件そのものの裁判等手続きが終了したら終わりではなく、その人が再び薬物に手を染めないよう、事件の根底に抱えている問題に取り組めるようサポート。新たな人生を歩むことができるよう見守っていきたいと考えています。

薬物の種類
■麻薬(アヘン・ヘロイン・コカイン・LSD)
麻薬は脳内に作用します。一度、多幸感などの陶酔感を覚えると、再び摂取したいとの欲求が生じ、薬効が切れると苦痛を伴う離脱症状も生じることから依存性が強く、当初の薬効を得たいがために使用量が次第に増加していくことも特徴です。毒性も強く、自身の健康を害したり、幻覚などにより社会的に悪影響を及ぼしたりするおそれがあります。
■覚せい剤
「シャブ」「エス」「スピード」とも呼ばれます。国外で製造され、密輸入されたものがほとんどです。
「女性のための痩せ薬です」などと言ってすすめられ、痩せ薬として覚せい剤に深入りしてしまう場合も多いです。
覚せい剤を使用すると、多幸感や強烈な興奮、快感を覚え、しばらくその覚醒状態が持続。その間、中枢神経興奮作用により疲労感がとれ、眠らなくても平気になり、自信が増すなど一時的に気分が高揚します。しかし、薬効が切れると疲労感、焦燥感、怠惰感などにおそわれるため、連用に陥る場合が多く、連用した場合には摂取量が急激に増加。その結果、幻覚、妄想、疑い深さなどの精神病症状、さらには攻撃的になる、暴力的になるなどの人格破壊が起こり、社会的悪影響を及ぼします。使用を断った後も長期後遺症を残しやすく、最も危険な薬物です。
■大麻、マリファナ
アサの花、茎、葉などを乾燥し切り刻んで作られる薬物です。ヘロインやコカインなどの麻薬とは法律的にも定義が異なり、日本での栽培、所持は法律で禁止されています。大麻種子は処罰の対象から除外されていますが、大麻種子を安易に譲渡することで、栽培の従犯(幇助犯)としての責任を問われることがあります。
■有機溶剤(シンナー・トルエン・接着剤)
シンナー、トルエンなどの有機溶剤は、塗装、接着などの目的に使用されています。これらの有機化合物を高濃度に、急激に、あるいは慢性的に吸引した結果、神経系を含む様々な臓器に障害が生じ、俗にシンナー中毒といわれる状態になります。

こんなことでお困りではないですか?薬物事件

薬物事件の即決裁判手続きで、子供が執行猶予となり保釈されましたが、今後が心配です。何か方法はありますか?

薬物依存回復施設「ダルク」、ダルクコーディネート機関「アパリ」

薬物事件

薬物事犯など再犯性の高い犯罪の場合、ご家族から「釈放されてからどのように指導監督していけばいいのか不安だ」とのご相談を受けることが多々あります。
近年、重大な事件を除く争いのない明白軽微な事件について、被疑者(弁護人がついている場合は弁護人も)の承諾があれば「即決裁判手続き」に付され、起訴後2週間で裁判が開かれ、原則としてその1回の裁判で判決まで言い渡される手続きが行われています。

「即決裁判手続き」の事件では、判決で懲役又は禁錮の言い渡しをする場合には、その刑の執行を猶予しなければならないと決まっており、判決後、釈放されます。つまり、「刑務所に行く可能性がない」と早い段階でお墨付きを得たようなものです。

裁判が早く終わりよい点もあるのですが、犯罪を犯してしまった方の深い反省につながりにくいなど、問題点もあるのが現状です(H20.9 現在)。「即決裁判手続き」で執行猶予付き判決を受けた方が、残念ながら執行猶予期間中に再び罪を犯してしまった場合、再度の執行猶予がつかず実刑判決が言い渡されますと、直ちに前回の執行猶予が取消され、前回言い渡されていた刑期と、新しく犯してしまった罪両方の刑期を合わせた長い期間、刑務所で罪をあがなわなければなりません。

そうならないためにもご家族のサポートが重要になるのですが、ご相談にあるような「薬物事犯」の場合、依存症状態にある方には愛情だけではない専門的なアプローチも必要です。
薬物依存症というのは「病気」であるからこそ専門的なサポートが必要になるのですが、皆さん「依存症である」ことを認めるまで、いろいろな葛藤や抵抗があると思います。

しかし、再び罪を犯してしまった場合、一番辛いのは、刑務所に行かなければならないご本人です。個人の意志や回りの愛情だけではどうにもならない場合もあることを認め、一度、専門家の話を聞いて、協力を得てみてはいかがでしょうか。何らかの道が開けてくるかもしれません。

当事務所は、薬物依存症回復施設である「ダルク」(http://www.darc-dmc.info/)やそのコーディネート機関である「アパリ」(http://www.apari.jp/npo/)とのネットワークがあります。興味のある方は、一度お問い合わせください。 

  • TEL:03-3357-7781
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